ジッポーは一般の人々から「非常に丈夫である」というイメージを持たれている。その堅牢な構造は、第二次世界大戦やベトナム戦争のアメリカ軍により実証されており、中には「金槌の代用品」や「簡易懐炉」として使われた例もあるが、これはさすがに乱暴な逸脱利用法である。バネ部分の金属疲労や、溶接部分やヒンジへの無理な負荷、フリントホイールへの長時間の焼き戻しなどは破損の原因になる。
ジッポーは文字通りの「永久保証」を実践していることでも有名である。アメリカ本社、またはジッポーサーヴィス(日本のみ)に故障品を郵送で送れば無償修理を受けられ、修理不能の場合は同等品と交換される。ロードローラーに轢き潰され平たくなってしまったジッポーや、粉々になったジッポーなどが試すように送られて来た時も、全て「修理不能」扱いで交換されたという。表面の傷など機能に差し障りのないものは修理対象外だが、ヒンジの摩耗によるぐらつきはヒンジ部分の交換で修理される。
ジッポー社は、自社製ライターの強靭性などを説明するために、しばしば広告を作成した。これらのうちいくつかは都市伝説化しているが、次の逸話は、ジッポー社がライターの宣伝に実際に使ったもので、事実と考えられている。
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第二次世界大戦中、ベルギー戦線で従軍中のあるアメリカ軍兵士がドイツ軍に狙撃されたが、銃弾は胸ポケットに入れていたポケット版の聖書を貫通してジッポーライターに当たり、兵士は一命をとりとめた。ライターはへこんだが、オイルを入れれば今でも火がつく。
第二次世界大戦中の1945年3月、アメリカ軍艦キャボットが、乗組員に目的地を告げずに航海を続けていた。レーダー担当の若い士官が、同乗していた著名な従軍記者のアーニー・パイルに艦の目的地を知らないかと尋ねた。パイルは問いに答えずライターを借りると、そのジッポーの底に何か文字を刻み、“ポケットにしまえ。命令があるまで見てはいけない”とライターを返しながら告げた。30分後、命令に注意するようにという合図があったときにこの士官が自分のライターの底を見ると、「TOKYO」という文字が刻まれていた…アメリカ軍による、日本本土への最初の攻撃を予告していたのである。このジッポーはパイル没後も、彼にライターを貸したレーダー担当士官によって愛用され続け、1961年にジッポー社の広告で「どんなに古くても、無償で修理します」というメッセージと共に紹介された。なおこのジッポーは1992年にワールドフォトプレスの今井今朝春が対面した時も、元の所有者はすでに亡くなり彼の夫人が所有していたが、ちゃんと点火できたという。
アメリカ陸軍の戦闘機パイロットは、夜間に敵機の攻撃で電気系統が破壊され照明が失われた機体の中で、ジッポーライターを灯し、計器盤を読み取った。この機転により、同機は無事にアメリカ軍基地に帰還した。
なお第二次世界大戦当時は、ジッポー社にとっては米軍という大きな市場を得たのと同時に、米国内の一般向け市場にはライターを卸せず市場から忘れ去られる危機を蒙っていた。この中で同社は、雑誌広告で4個10セントの専用フリントと専用オイルで国内ユーザーのジッポーライターを長持ちさせてくださいと雑誌広告などで呼びかけていた。